― それ、努力不足じゃなくて“方向ミス”かもしれない ―
「こんなに頑張ってるのに、全然報われない」
「周りは評価されてるのに、自分だけ取り残されてる気がする」
もし今、そう感じているなら。
まず最初に伝えたい。
あなたは、怠けてなんかいない。
むしろ、真面目すぎるくらいだ。
ただ一つだけ、学校では誰も教えてくれなかったことがある。
それは――
**“頑張り方には、正解も不正解もある”**という現実だ。
「努力は必ず報われる」は、半分だけ本当
学校ではこう教わってきた。
- 一生懸命やれば評価される
- 続ければ結果が出る
- 諦めなければ夢は叶う
でも社会に出て、気づく。
同じだけ頑張っても、結果が出る人と出ない人がいる。
これ、才能の差でも根性の差でもない。
多くの場合、理由はシンプルで――
“頑張る方向”がズレているだけ
なのに、結果が出ないと
人はこう考えてしまう。
「自分の努力が足りないんだ」
「もっと我慢しないと」
「まだ耐えられる」
そして、徐々に心身ともに蝕まれていき、やがて壊れてしまう。
間違った頑張り方①
「我慢=努力」だと思い込んでいる
一番多いのがこれ。
- しんどいけど辞めない
- 理不尽だけど耐える
- 評価されないけど我慢
これ、努力じゃない。
ただの消耗だ。
我慢は一時的には評価されることもある。
でも長期的には、
- 心がすり減る
- 自信がなくなる
- 判断力が鈍る
そして最終的に、
「もう何も考えたくない」
って状態になる。
それは頑張りすぎた結果じゃない。
間違った方向に全力疾走した結果だ。
間違った頑張り方②
「言われたことを全部やる人」が評価されると思っている
真面目な人ほどハマる。
- 仕事を断れない
- 期待に応えようとする
- 空気を読みすぎる
でも会社目線で見ると、
実はこう見られていることが多い。
「この人は言えばやる」
「代わりがきく」
「多少雑に扱っても大丈夫」
残酷だけど、事実。
成果より“便利さ”で使われる努力は、
評価に直結しない。
それどころか、
仕事は増えるのに立場は上がらない
という地獄ルートに入る。
間違った頑張り方③
「ここまでやったんだから辞められない」という思考
これもめちゃくちゃ多い。
- もう3年も働いたし
- 今辞めたらもったいない
- 今さら方向転換は怖い
これは心理学でいう
サンクコスト効果。
過去に使った時間や努力に縛られて、
未来の選択を間違える状態。
でも冷静に考えてほしい。
過去は変えられない。
変えられるのは、これからだけ。
「ここまで頑張ったから続ける」
じゃなくて、
「これからも頑張りたい方向か?」
で判断していい。
「こんなふうに“頑張っても報われない”と感じ始めた朝、こんな心理が働いています」
正しい頑張り方は「自分をすり減らさない」
じゃあ、どう頑張ればいいのか。
答えはシンプル。
✔ 頑張っても自己肯定感が下がらない
✔ 少しずつ選択肢が増えていく
✔ 疲れても「意味がある」と思える
この3つが揃っているか。
もし今の頑張りが、
- 自信を削って
- 視野を狭めて
- 辞める勇気すら奪っている
なら、それは方向転換のサインだ。
会社はあなたの人生の責任を取らない
ここ、かなり大事な話をする。
会社は、
- 利益を出す場所
- 成果を出す人を評価する組織
あなたの人生を幸せにする場所じゃない。
どれだけ頑張っても、
- 売上が下がれば切られる
- 方針が変われば評価も変わる
- 体調を壊しても代わりはいる
これは冷たい話じゃない。
構造の話。
だからこそ、
自分の人生を守る頑張り方
を選ばないといけない。
頑張り方を変えるだけで、世界は意外と変わる
いきなり会社を辞めろとは言わない。
今すぐ転職しろとも言わない。
でも、
- 情報を集める
- 自分の市場価値を知る
- 他の世界を覗いてみる
これだけでも、
「ここしかない」という思い込みは壊れる。
選択肢がある状態で頑張るのと、
追い込まれて頑張るのは、
まったく別物だ。
最後に
もし今、
「自分は頑張りが足りないんじゃないか」
そう思っているなら。
その考えを、
今日ここで一度だけ疑ってほしい。
あなたはもう十分やってきた。
必要なのは、
努力の量じゃなくて、向ける方向だ。
学校では教えてくれなかったけど、
生きていく上では一番大事なこと。
それは――
自分を壊さない頑張り方を選ぶこと。
そもそも仕事とは?を立ち止まって考えるのもよいです。以下の記事も参考になれば幸いです。
→学校では教えてくれなかった「仕事とは何か」
仕事のベースとなる会社とは?これらを理解すればまた違った思いが生まれるかもしれません。
→学校では教えてくれなかった「会社の仕組み」


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