ココログ開発ログ #2 本棚機能を作ってみて、「振り返る」の難しさを知った

アプリ開発

本棚機能を作ってみて、「振り返る」の難しさを知った

ココログ-KokoLog-を作り始めた時、

自分は「記録すること」ばかり考えていました。

感情を残す。

失敗を残す。

その時の気持ちを書いておく。

そこまでは比較的イメージしやすかったんです。

でも開発を進める中で、

もっと難しい問題にぶつかりました。

それは、

「どう振り返るか」

でした。


記録はできても、振り返らなければ意味がない

感情を記録するアプリは世の中にたくさんあります。

でも、

記録したあとに見返している人はどれくらいいるんだろう。

そんなことを考えるようになりました。

実際、自分も日記を書いて終わりになることがあります。

書いた時はスッキリする。

でも見返さない。

それだと少しもったいない気がしました。

自分を形成してきた感情たち、想いたち

それらを振り返ることにこそ価値があるのではないか?

ある意味自分史を作り上げているわけなのです。

ココログ-KokoLog-は、

感情を置いておくアプリです。

でも同時に、

「後から振り返れる場所」

にもしたいと思っていました。


最初は普通の一覧画面だった

開発初期、

振り返り画面はもっと普通のものでした。

日付順に並ぶ。

一覧で表示される。

よくある記録アプリのような形です。

もちろんそれでも使えます。

でも、

どこか味気ない。

感情の記録なのに、

ただのデータ一覧になってしまう。

そんな違和感がありました。


本棚というアイデア

そんな時に出てきたのが、

本棚でした。

本って、

読んだあとも捨てずに置いておくことがあります。

ココログ-KokoLog-の本棚画面。感情を「消す」のではなく、「置いておく」場所として考えています。

何度も読む本。

たまに読み返す本。

しばらく開かない本。

感情も少し似ている気がしたんです。

その時の気持ちを、

無理に消さなくてもいい。

ただ置いておけばいい。

そんなイメージから、

本棚UIを採用することにしました。


新しい順か、古い順か

でもここからが長かった。

かなり悩みました。

例えば本棚なら、

古いものから並んでいる方が自然にも見えます。

でもスマホアプリとして考えると、

新しい記録をすぐ見たい人も多い。

最終的には、

新しい記録が上に来る形を選びました。

理由はシンプルです。

今の自分が一番見たいのは、

最近の自分だから。

ただ、

昔の感情も埋もれないようにしたい。

この辺はかなり考えました。


「そっと置いておく」は最後まで悩んだ

本棚機能の中でも、

特に悩んだのが

「そっと置いておく」

でした。

感情の中には、

今は見たくないものもあります。

でも削除したいわけではない。

消したいわけでもない。

そんな感情がある気がしました。

そこで考えたのが、

削除ではなく、

本棚の奥にしまうような機能です。

結果として、

「そっと置いておく」

という形になりました。

これは単なる非表示機能ではなく、

ココログ-KokoLog-らしい機能になった気がしています。


振り返りやすさと、見やすさのバランス

本棚機能を作る中で、

何度も考えたことがあります。

それは、

「便利」と「優しさ」のバランスです。

フィルターを増やせば便利になる。

情報を増やせば分析しやすくなる。

でも、

それだけだと少し息苦しい。

感情を振り返る場所だからこそ、

使いやすさだけじゃなく、

居心地の良さも大事にしたい。

そのバランスを探し続けていました。


振り返ることは、思ったより難しい

開発を始める前は、

振り返りって簡単だと思っていました。

一覧を作れば終わり。

そう思っていました。

でも実際は違いました。

人は何を見たいのか。

どの順番なら見返しやすいのか。

どんな形なら負担にならないのか。

考えれば考えるほど、

正解が分からなくなります。

でもだからこそ、

面白いとも思いました。


最後に

ココログ-KokoLog-は、

感情を記録するアプリとして始まりました。

でも開発を続けるうちに、

「振り返ること」

の方が難しいのかもしれないと思うようになりました。

記録するだけなら簡単です。

でも、

過去の自分を優しく見返せる場所を作る。

それは思っていたより難しい。

本棚機能は、

そんな試行錯誤の中から生まれました。

まだ改善したいところはたくさんあります。

でも、

ココログ-KokoLog-らしさが一番詰まっている場所かもしれません。

また少し進んだら、

次の開発ログも残そうと思います。

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