高単価案件に惹かれるのは当たり前だ
SESで働いていると、案件情報を見る機会が多い。
その時、真っ先に目に入るのは単価だ。
60万円。
70万円。
80万円。
数字が大きいほど魅力的に見える。
会社の利益になり、ひいては自分の利益につながる。魅力的だ。
私もそうだった。
少しでも単価が高い案件に入りたい。
少しでも評価されたい。
そう考えていた。
実際、単価は大事だ。
生活にも関わる。
将来の貯蓄にも関わる。
だから単価を見ること自体は間違っていない。
ただ、10年SESを続けてきて思う。
案件は単価だけで選んではいけない。
昔の私は単価を優先していた
若い頃はシンプルだった。
経験を積みたい。
給料を上げたい。
スキルを身につけたい。
そのためには高単価案件が正解だと思っていた。
もちろん、その考え方が間違いだったとは思わない。
実際に様々な案件を経験できた。
技術も身についた。
ただ、年齢を重ねるにつれて見える景色が変わってきた。
子どもが生まれて基準が変わった
大きかったのは子どもの存在だ。
独身時代は仕事中心でも問題なかった。
残業が増えても何とかなる。
帰宅が遅くなっても問題ない。
休日出勤も対応できた。
でも子どもが生まれてからガラッと生活が変わった。
朝の支度・登園、お迎え。
家族との夕食。
休日の時間。
今しかない瞬間がある。
その時間は後からお金で買い戻せない。
そう考えるようになった。
そうすると自然と仕事に対する意識も変わった。
通勤時間は想像以上に人生を削る
最近特に気にしているのが通勤時間だ。
例えば往復2時間。
平日5日で10時間。
1か月で40時間以上になる。
年間では500時間近くになる。
その時間で何ができるだろう。
子どもと遊ぶ。
家事をする。
筋トレをする。
ブログを書く。
個人開発をする。
読書をする。
資格勉強をする。
500時間あればかなりのことができる。
だから私は最近、単価と同じくらい通勤時間を重視している。
リモートワークは単なる楽ではない
リモート案件を希望すると、
「楽したいだけじゃない?」
と思われることもある。確かにその一面は大いにある。
でも私にとっては違う。
リモートで浮いた時間は消えるわけではない。
家族との時間になる。
副業の時間になる。
個人開発の時間になる。
人生で本当にやりたいことへ投資できる時間になる。
だからリモートは福利厚生ではなく、人生設計の一部だと思っている。
業務内容も見なければいけない
単価が高くても、自分の成長につながらない案件もある。
逆に少し単価が低くても、
- 興味のある技術
- 上流工程
- 長期参画
- 良いチーム
が得られる案件もある。
短期的なお金だけで判断すると、この価値を見落としてしまう。
今の私が案件選びで重視していること
今なら以下の順番で考える。
- 働き方(リモート・通勤時間)
- 業務内容
- 長期的な成長
- 単価
もちろん単価も重要だ。
生活は現実だから。
ただ、それ以外の条件を無視してまで追いかけるものではなくなった。
5年後を考えた時に後悔しない選択をしたい
最近よく考える。
5年後の自分はどうなっているだろう。
子どもはもっと大きくなっている。
今のように一緒に遊んでくれる時間は減っているかもしれない。
その時に、
「もっと高単価案件で稼げば良かった」
と思うだろうか。
もしかするとそう思うかもしれない。
でもそれ以上に、
「もっと家族との時間を大切にすれば良かった」
「もっと挑戦しておけば良かった」
と思う気がしている。
だから私は案件選びでも、その視点を忘れないようにしている。
おわりに
SES案件を見ると、つい単価に目が行く。
それは自然なことだと思う。
でも案件は人生の一部でしかない。
通勤時間。
働き方。
成長機会。
家族との時間。
副業や挑戦の時間。
そういったものも含めて、自分にとっての価値を考えたい。
10年SESをやってきて、今の私が思うのは一つ。
案件は単価だけで選ぶな。
人生全体で見た時に、自分が納得できる選択をしてほしい。
SES案件チェッカーを公開しています。
単価だけでなく、通勤時間・リモート頻度・業務内容なども含めて案件を評価できるように作りました。
案件選びで迷った時の判断材料として活用してみてください。


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