やりがいを求めるのをやめたら、少しだけ生きるのが楽になった話
「仕事=やりがい・好きなこと」という前提に、疲れていないだろうか
働き始めた頃は、
「好きなことを仕事にしよう」
「やりがいのある仕事を選ぼう」
そんな言葉を、当たり前のように信じていた。
このテーマについては別の記事でも深掘りしています。
👉 仕事を辞めたいのに辞められない…限界サインと今やるべき3ステップ
→ 心理的な悩みの具体例と対処法を解説しています。
でも実際に社会に出てみると、
- 思っていたより自由はない
- 評価は成果がすべて
- 頑張っても報われないことがある
そんな現実にぶつかる。
それでも
「自分の努力が足りないだけかもしれない」
「もう少し頑張れば何か変わるかも」
と、自分に言い聞かせて働き続ける。
気づけば、
仕事に対してしんどさだけが積み重なっていく。
家族を持って、仕事の見え方が変わった
正直に言うと、
家庭を持ってから、仕事に対する考え方は大きく変わった。
今の自分にとって仕事は、
生活を守るために、給料を得る手段
それ以上でも、それ以下でもない。
昔みたいに
「この仕事が好きだから」
「やりがいを感じるから」
そんな理由で踏ん張ることは、もうあまりない。
もちろん、嫌いな仕事を無理に続けたいわけじゃない。
でも、
- そこそこ安定していて
- 生活が成り立って
- 家族を養える
それなら十分だと思うようになった。
やりがいを求めることをやめたら、
仕事に振り回される感覚が少し減り気持ちが楽になった。
残酷だけど事実。会社から見た「従業員」という存在
ここからは、少し現実的な話をする。
会社の目線に立つと、
従業員はどう見られているか。
それはきっと、
利益を生み出すためのリソース
という位置づけだ。
これは冷たい話でも、批判でもない。
会社という仕組みが、そうなっているだけ。
- 個人の家庭事情
- メンタルの状態
- 将来の不安
そういったものは、基本的に評価軸には入らない。
極端に言えば、
- 成果を出していれば正義
- 出せなければ評価されない
それだけの世界。
「会社は守ってくれない」というより、
守る役割を持っていないと言った方が正確かもしれない。
だからこそ、仕事に人生を預けすぎない
この現実を知ると、
絶望する人もいるかもしれない。
でも、僕はこう思っている。
だからこそ、会社に人生を委ねすぎなくていい
仕事は大事だ。
でも、仕事が人生のすべてである必要はない。
- 評価されなくても価値は下がらない
- 仕事がうまくいかなくても、人生が終わるわけじゃない
仕事はあくまで
生活を安定させるための装置のひとつ。
それ以上でも、それ以下でもない。
「割り切る」ことは、冷めていることじゃない
仕事に期待しすぎない。
会社に依存しすぎない。
それは、
- 逃げでも
- 諦めでも
- 手抜きでもない
自分と家族を守るための、大人の判断だと思っている。
仕事に夢を見なくなったからといって、
人生に夢がなくなったわけじゃない。
むしろ、
- 仕事以外の時間
- 家族との時間
- 自分の人生の選択肢
そういうものに目が向くようになった。
仕事は「手段」。選択肢は、増やしていい
今の時代、
お金の入り口は仕事だけじゃない。
- 転職
- 副業
- 投資
- 働き方を変える
選択肢はいくらでもある。
この辺の“お金の入り口”については、こちらの記事も読まれています。(高校生・大学生向け)
👉 奨学金は“借り得”。満額借りて投資すべき理由をわかりやすく解説
→ お金を増やす選択肢のひとつとして役立ちます。
大事なのは、
「この会社しかない」と思い込まないこと。
仕事は人生の一部であって、すべてではない。
そう思えた瞬間、
少しだけ肩の力が抜けた。
もし今の働き方をもう少し“言語化・整理したい”なら、こちらの関連記事もおすすめです👇
👉 仕事に行きたくない朝に起きる心理7選+今日できる対処法
→ 朝のしんどさと心の仕組みをわかりやすく解説。
最後に
この考え方が、
正しいかどうかは分からない。
でも少なくとも、
僕はこのスタンスで生きるようになってから、
仕事に振り回される感覚が減った。
もし今、
- 仕事がしんどい
- やりがいを見失った
- このままでいいのか不安
そんな気持ちを抱えているなら。
「仕事とは何か」を、
一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれない。
それだけで、
人生の見え方が少し変わることもあるから。



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